ちょっと凝った本の感想
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問題作。フィクションなのですが、面白い。6作からなる短編集。
第1章は「仏陀は悟ってなんかいなかった」という衝撃的な内容。 バチがあたりそうですが、仏陀は悟りを開いた後も不要な瞑想を続けていたそうで、悟りを開くための瞑想がなぜ必要だったのか。つまり、真の悟りには至っていなかった。少なくとも本人はそう思っていなかった。 では最終的には悟りに至ったのか。仏陀は死ぬ前にどんなバラモンが自分の葬儀をあげるのか不安だったということが書いてあります。だめじゃん。 仏陀は宗教家というよりは思想家だったのでしょうね、と思わせるお話です。あくまでお話です。
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