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ちょっと凝った本の感想
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橘玲さんが訳した本。
今から四半世紀前にアメリカで発刊された書です。

不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社プラスアルファ文庫) 不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社プラスアルファ文庫)
ウォルター・ブロック 橘 玲

知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫) 亜玖夢博士のマインドサイエンス入門 亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫) 不道徳教育 永遠の旅行者〈上〉 (幻冬舎文庫)
by G-Tools

 

 はじめの解説の中で橘さんが、発展途上国への援助が発展途上国の不幸を増幅しているという話をしていました。

 そういう国はだいたい独裁政権の国が多くて、国民の不幸を過大に発表して外国から援助を呼び込み、援助金をせしめたり、援助物質をヤミ市に流して儲けると。

 それらの無料で高品質な物資がヤミ市に流れることで、その国内の農業や生産業に大ダメージを与えるため、援助すれば援助するほど国民の不幸が増大するとのことです。

 ケニアの経済学者などは「頼むから援助するのはやめてくれ」と言っているほど。

 日本の震災のケースには当てはまらないかもしれませんが、被災地の生活や産業が自力で立ち直れるように気を遣わないといけないかもしれません。


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